みりんが無かった話

連休なので昼ごはんを作らなくて良いけどそうなるとこのブログは更新できないわけで、またちょっと雑談。
スーパーに買い物に行ったついでに、「あーそういえば代表が料理の質を上げたいとか言ってたな〜」と思い出して、食材のリサーチをすることにした。
醤油は脱脂大豆を使用していない本醸造のもの。
これは結構あってキッコーマンの丸大豆醤油なんかもそうだ。
まあこだわる人なんかからしたらもっと良いものとかをオススメされるのかもしれないが、とりあえずコレでよい。
味噌に関しては田舎味噌的なものが沢山あるのでコレはこれでOK。
価格帯もめんたまが飛び出るほど高いものも無く、今までの品の1.5〜2倍程度の価格なのでまあ安心した。


で、みりんを探してみたところで、はて、とクビをひねった。
本みりん的なものが無いのである。
商品だなに並べられているのは全てみりん風みりん風みりん風…
おっかしいなーと考えていて、あ、みりんはお酒の一種だからお酒コーナーにおいてあるんじゃね?と気が付いた。
お酒コーナーには無事ミツカンとカネヨの本みりんがあり、お値段もそこそこな価格なのを確認。
いやはや良かった。


とはいえ、これはたまたまみりんがお酒でお酒コーナーにおいてあることが多い、ということが記憶の片隅にあったから良かったものの、意外に知らない人が多いのかもしれない。
みりん風コーナーに並べられているものがみりんだと思って(だって商品棚のPOPにはしっかりみりんって書いちゃってあるw)一生を過ごす人もいるかもしれない。
コレってなんだか残念だよなぁ。


おそらくお酒の法律でお酒類はまとめておかなくっちゃいけないとかあるんだろう。
そこで、みりん風コーナーの所に、本みりんは酒のコーナーで販売しています、と一言添えればお客も「ん?これはみりんじゃないの?」と気が付くかもしれない。
でも、みりん風のほうが安いから売れるだろうし、スーパー的にもべつに本みりんを頑張って売る義理は無いだろうし。
そんなわけで、本物風を本物と信じながら生きて行く人たち(もちろん僕も含む)が沢山居るわけで。


こういうのは一体誰が教えてくれるんだろうか。
家で一緒に料理を作るところなら教えてくれるかもしれない。
お姑さんが厳しいところでもいびりながら教えてくれるかもしれない。
「あら、みさえさん、これはみりん風よ。みりんじゃないじゃない」
「あ、でもこれ安かったので…」
「あなたはいつになったらうちの味をきちんと覚えてくれるのかしらね…こんな砂糖水みたいなもので本物の煮物が作れるとでも思ってるの!!」だばだば〜(みりん風をシンクに流す)


あ、醤油の話に戻るんだけど、本醸造で鹿児島風の甘い醤油ってあるのかしらん。
今日行ったスーパーの鹿児島風醤油は全て新醸造だったのよねー。